ご注意・重要事項

床矯正（お子さんの１期矯正治療）は細かい部分や奥歯のかみ合わせまでは治りません。不正咬合が重度の場合はすべての歯に装置を付ける方法でないと治すことは不可能です。１期矯正は理想的な目標の６割程度の仕上がりであると考えてください。
床装置をはめると、最初の１～２週間は歯が痛くなります。食事の時に歯が当たると痛みます。お子さんによっては頭痛や肩こりが起こる場合があります。
重度の骨格の異常（馬の様な出っ歯、顎の発育異常が原因の受け口、人喰い鮫の歯の様な開咬）は治りません。このような場合は必ず事前に写真をメールで送信してください。
習癖（舌の癖、唇の癖、口呼吸など）があると治りません。口の周りの体操（筋機能訓練）を併用します。
態癖（頬杖、うつぶせ寝、偏って寝る姿勢、重いカバンを担ぐ時間が長い、悪い姿勢など）があると治りません。
上の歯だけ気になる場合でも、上下両方に装置を付けなければなりません。
最初から総ての歯にワイヤー（針金）とブラケットを付ける全顎矯正（２期矯正）を行う予定でも、１期矯正（乳歯の歯並び治療）を積極的に行った方が、抜歯の可能性が低くなるとともに、後の負担が楽になります。
「子どもがやりたいと言ったから」と軽い気持ちで臨むのは、おやめください。お母さん（お父さん）自身もしっかりと目的意識を持ち、最後までやり遂げると腹を括ることが絶対条件です。
２個目の装置は１つ目の装置を作って、しばらく様子を見てから装着します。
治療途中で、最後に来院された日から、無連絡で９０日間来院されなかった場合は、治療継続の放棄と見なします。自己都合で、治療継続の放棄をした場合には、代金は返還できません。
紛失した場合、破損して再使用不能の場合は新たに７万円（税別）の追加費用が必要です。お母さん（お父さん）に責任を持って管理していただきます。
歯を動かすことによって歯根が短くなる副作用が出る場合があります。
金属アレルギーの方など特別な体質の方には対応できません。