聞き手 チーフ歯科衛生士 鈴木
[鈴木]8020賞受賞おめでとうございます。心からお祝い申し上げます。
歯がとても丈夫なご様子ですが、何か秘訣はありますか?
[栩木さん]特に何もしていません。歯ブラシもあまり気にしてやっているわけではありませんね。
昔から歯ごたえのある固い物が好きでよく食べています。柔らかいものはあまり好きではありません。
歯が丈夫だとご飯がとてもおいしいですよ。今まで歯のことでつらい思いはしたことがありません。
きっとこれからもないと思いますね。
[鈴木]健康で気をつけていることはありますか?
[栩木さん]糖尿病が心配なので、甘いものをとりすぎないようにしています。
血圧を気にしています。今は安定していますが内科の先生の言うことを守っています。
天気の良い日は1日に1万歩を歩くようにしています。最低でも毎日六千歩以上は歩いています。
昼間は家でじっとしていません。外に出て野菜を作っています。1日に2〜3回は水やりなどで様子を見に行っている。トマト、キュウリ、ナスなどを栽培して自分の家でみんなで食べています。
近所の佐藤川のあたりでは柿や梅なども作っています。
[鈴木]やまぐち歯科医院に通うようになったきっかけは何ですか?
[栩木さん]家の近くですぐに行けるからです。もう40年以上も通っています。歯は痛くならないのであまり頻繁には歯科には行きませんが、最低でも1年1回は検診・メインテナンスに行きます。歯と歯の間は自分の家では手入れしないので、自分でできないところをやってもらいに行きます。
[鈴木]メインテナンスを受けてみての感想をお願いします。
[栩木さん]安心します。気持ちがとても良いです。口の中がとってもスッキリしました。
[鈴木]ご家族に対するメッセージをお願いします。
[栩木さん]この調子で行けば、妻も8020賞で表彰されると思います。大変嬉しく思います。
他の家族は歯が悪くて、しょっちゅう歯科に通っています。自分は歯の質がよかったのかもしれません。
私の他の兄弟はみんな入れ歯を入れています。どうして家族でこうも違うのかなと思います。
[鈴木]山口院長に対するメッセージをお願いします。
[栩木さん]山口先生に歯を診てもらって表彰されました。浜松市の代表となることができてとても嬉しいです。
自分の力だけで歯の管理をするのは難しいですね。先生と歯科衛生士さんが一緒になって歯を守ってくれました。いろいろと指導してくれたのがよかったと思います。
栩木さん! このたびは本当におめでとうございます。
私も第一報を聞いたときには本当にびっくりしました。
栩木さんは浜松市の代表として静岡市で審査を受け、
見事8020賞(静岡県歯科医師会会長賞)を大久保満男会長(その後日本歯科医師会会長)より授与されました。
私自身も自分のことのように光栄に思います。
栩木さんの素晴らしい点は3つあると思います。
まず1つ目は運動をしっかりされている点ですね、意識して毎日体を使っていらっしゃいます。無理して行うのではなく、趣味の畑仕事など、生き生き、ワクワクしながらする運動は最高ですね。適度な運動をした後の爽快感はこころの充実感にもつながります。また運動は「運を動かす」とも書きます。運動をすることによっていろいろなよい影響をもたらされるのは事実だと思います。
2つ目のポイントとしては野菜をしっかりと食べている点です。日本の栄養界では古くから「バランスよく食べなさい」という栄養指導がなされていたのですが、これは食料が不足していた時代の名残で現代の状況とは必ずしも合っていません。本当は「植物性食品を中心とした食生活に戻りましょう!」というのが正しい基本原則であると私は考えます。加工食品や動物性食品をなるべく減らし、安全に生産された野菜や果物を多く摂取することが、本来の日本人の食生活の姿です。最初は物足りなく感じるかもしれませんが、自然の恵みが自分の体に与えてくれるパワーを感じることができます。歯周病や生活習慣病に抵抗性のある体を作ることができます。
3つ目のポイントは心の持ち方です。栩木さんはいつもニコニコと笑顔で、大きな声で挨拶をされ周りの雰囲気をパッと明るくしてくれます。そして感謝の心をつねに忘れず、そして何よりもプラス発想の持ち主です。病気などの困難に負けず、素晴らしい人生を送るためには何よりも大切なことだと教えられました。
最後に私の歯科クリニックにメインテナンスに訪れるすべてのクライアントさまが栩木さんのように充実して素晴らしい人生を送っていただけるのが私たちの大きな目標であり夢であります。
栩木さん! このたびはおめでとうございます。 こころよりお祝い申し上げます。